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08/09/20 月乃光司と信田さよ子の対談より 月乃:俺、独身なんですけど、いつかは家庭を持って幸せになりたいと思ってるんですが、問題ありますかね? 信田:そうね。家庭を築くなら、その女性を大切にしていただきたい。それがいちばん大事ね。それさえあれば心配ない。日本には、もともと夫を大切にする土壌があるじゃないですか。でも、「女性は結婚したら好き放題やって、めんどくさいことはすべて亭主にやらせる」なんていうカルチャーはない。だからこそ、男性である月乃さんがパートナーをどうやって大切にするかということにかかっている。 月乃:俺、大切にされたいんですけど(笑)。 信田:それはね、すごく危険(笑)。それは月乃さんだけじゃなくて、日本人の男はみんなそう思っているのよ。DVの加害者である男性の話を聞くと、「俺はこんなに外で一生懸命働いているのに、なんで俺の話を聞いてくれないの?」とか「なんで僕を甘えさせてくれないの?」という不満が全身から発散されてるのよ。しかもそれを言葉に出さずに妻が察するべきだと思っている。そんな理由で彼らは妻を恨んで殴ったりする。大切にされたい同士が一緒になったら暴力が生まれるんですよ。だから、家庭を持つということは、実は自分が相手を大切にできる側になれるかどうかにかかってくるわけ。 月乃:確かに大切なことですね。 信田:だからさ、大切にされる場所は別に作るのよ。家庭以外に(笑)。 月乃:どこに作るんですか? 信田:浮かばないの?カウンセリングでも自助グループでも、浮気でもいいよ。 月乃:あ、いいんですか(笑)。 信田:いいのよ。ただしばれないようにね、絶対。 月乃:そうなんですか。でも俺、結婚したら奥さんに大切にしてもらおうと、今さっきまで思っていました(笑)小倉優子みたいな20代の若くて可愛い子が好きなんですけど、その子が俺のことを「可愛いでちゅね〜」とか言って可愛がってくれるとすごく幸せになるんですけど(笑)。 信田:それはね、家庭を築くことじゃないんです。月乃さん、何を求めてるかわかります?お母さんを求めてるんですよ。 月乃:そうでしょうね(笑)。 信田:相手の女性にお母さんを求めて結婚したら危ないですよ?月乃さん、ホントにその女性を大切にできる? 月乃:自信ないです(笑)。そうか、家庭を築くって、相手を大切にすることなのか。考えてもいませんでした(笑)。 信田:まいったなあ(笑)。だからそういうことがわかっている女性は結婚したがらないし、できなくなる。家庭を築くのはそれくらい難しい時代に入っているんですよ。百歩譲って、若くて可愛い妻が「光司くーん、今日のお夕飯何がいい?」と言っていても、子供が生まれたら月乃さんは子供でいられなくなりますよ。妻にいちばん大切にされる人が子供になったとき、俺のポジションをなぜ奪ったんだ、と子供に向かって虐待が起こるかもしれない。実は、虐待の多くは、子供のポジション争いなんですよ。 月乃:俺が子供に嫉妬して、虐待するかもしれないわけですね。 信田:目立って虐待はしないかもしれないけどね。だけど妻の関心を引こうとすると思うな。そうするとお酒を飲むかもしれない。 月乃:ああ、そうか。俺が再飲酒すれば妻がかまってくれると思うわけですね。その可能性は否定できないなあ。 信田:それはひとつのドラマとして、充分あり得ますよ。 月乃:嫌なドラマですね(笑)。俺みたいな40男より、どう見たって子供のほうが可愛いですからね。 信田:それまでは自分が可愛がられていたけど、子供が生まれて初めて「子供って可愛いな」と思って、大切にする側に回ればいいと思いますよ。でもそんなにうまくいくかしら。 月乃:いかなそう(笑)。じゃあやっぱり俺、結婚しないほうがいいのかな。 信田:そうは言ってないよ。女性を大切にできるように努力するのであれば、家庭を築けると思うし、幸せになっていただきたい。よく考えてね。 08/09/06 自分が死ぬ事よりも、残される事の方が遥かに怖い。 08/09/06 家族を大事にしてない人が「私は家族に大事にしてもらえない」と怒ってましたよ。 人間っておかしな生き物ですね。 |