でぃっく カナリヤ 07/09/08

このところ妊婦の救急受け入れ拒否のニュースが相次いでいるというか、
それをきっかけとして過去の事例が次々と掘り出されてきているけれど
彼女たちに共通している「かかりつけ医がいない」という事実こそ、
救急で運ばれなくてはならなくなった理由とも言えるのではないだろうか。
検診すら受けていなかったとすれば、母体や胎児がどういう状態にあるか分からないままなのだもの。
経済的な事情で受けることができなかったのか、別の理由があったのかは分からないけれど、
きちんと検診を受けることは母親としての務めだと思う。
病気じゃないのだから、出産は自宅でもできるのだから、という考えもあるだろうけど
実際このように何事もなく産むことができず救急のお世話になるのなら
大丈夫だなんて言えないはず。
私はこういった事例に病院側が拒否する気持ちは分かる気がする。
検査結果も経過も、もしかしたら週数すら分からない妊婦さんを預かるのは
特に今こんな世の中だし、いろんな意味で不安に違いない。
つまり、それくらいデリケートなこと、子どもを産むってことは。
何かが起きる可能性をいくらも孕んでいる。
それは検診を受けて経過を逐一観察している人でさえ、そうなのだから。
いつ何が起こるか分からないし、命を落とす人もいる。
まぁ、事情が分からないので一概には言えないけれど、
検診も受けられないほど経済的に余裕がないなら
産まれてきた子どもがきちんと育つかという不安もある。
責任を持って育てられないなら作るな、産むな、というのはいささか酷だけど
産まれてくるまでの間、そして産まれてからも
親と地域と医療機関と連携しながら育ててゆくものだよ。
せっかく新たな生が芽生えるのだから、万全を期して、祝福されなきゃ。